在学生の

研究室の学生 VOICE

【実験の多さが魅力 】

鳥越なつみさん
2019年 応用化学科 卒業 兵庫県・加古川西高校出身
大阪工業大学大学院進学

ゼロから考え,自ら行重力する力が養える。
もともと理科が好きで化学系の大学に進学したいと高校の先生に相談、他大学より専門的な知識が学べるからと本学を勧められました。入学して感じたのは実験の多さです。染料をつくる実験では布の素材によって色の乗り具合のちがいを調べたり、反応速度がすぎると未反応の物質が残るので混ぜる溶液の濃度を調整したり、化学発光が好きな私には楽しい時間でした。認識・物性解析研究室を選んだのは学内で唯一、医療関係の研究をしていたから、医療系の企業に就職したかったので、より知識が求められると思いました。実験では含有物質の異なる膜をつくり、その相性の良いイオンの測定などを行うのですが、血液検査の内部に使われたりするものなのです。まだ実用化されていない医療機器も多いので、いつかは人の役に立つ医療機器を自らの手で生み出してみたいです。

【成長を実感する毎日】

當山奈菜さん
2018年 応用化学科 卒業 兵庫県・武庫荘総合高校出身
大阪工業大学大学院進学

「人間の身体を電池にする」こともできる,化学の可能性は無限です。
研究室では,熱を電気に変換する有機物質の研究に取り組んでいます。例えば柔軟性のあるシート状のポリマーができれば,身体に貼って体温を電気に変換でき,人間が無限電池になります。それを原料から合成し,最も効率よく電気を生み出せる材料を探っています。化合物は炭素1個を変えるだけで別の物質となり,性能も変わります。条件を変えたり,触媒の量や撹拌時間を変えてみるなど根気が必要で,より良い性能を求めるのでゴールはありません。この研究をさらに進め,究めるために,大学院に進学することを決めました。今回,この研究は全研究室合同の発表会で最優秀賞をいただきましたが,それはまだ学内での評価です。社会で評価されるためには,結果が必要です。いつか自分の研究成果が,新しい発明につながればうれしいです。

在学生のオススメ講義

【サイエンス探求演習】

宇田真さん Makoto Uda
応用化学科3年次(2017年度当時)大阪府・阪南大学高校出身

4つの実験から興味のあるテーマを1つ選び、5~6人で1チームとなり、実験手順書の作成や実験に取り組みます。私が選んだテーマは『時計反応』で、2種頴の溶液を40 ℃で混ぜ、30秒後に反応を起こすための濃度を調べ、実験で証明することが課題でした。この演習では、決まった手順で実験を行うのではなく、学生主体で実験方法を考えていきます。実験器具や試薬も自由に使えるので、実験が好きな私にとっては楽しく、能動的に取り組むことができました。また、化学反応の理論や実験の組み立て方を学び、研究に向かう姿勢を培うことができました。

【応用化学実験Ⅲ・Ⅳ】

海道 早希乃さん Sakino Kaidou
応用化学科 4年次(2016年度当時) 大阪府・初芝富田林高校出身

有機物の合成実験や成分の分離・分析を通して、実験器具や薬品の基本的な使い方を身に付けます。また、実験結果から、その過程で何が起こったのかを考えることで、実験への理解を深めることができます。オレンジⅡという成分で麻や綿、化繊などの生地を染色する実験では、生地によって染まり方が異なる理由を図書館で調べたり、これまでの学習を振り返ったりしながら、チームごとに考察しました。先生に参考書籍を教えていただいたり仲間と討論を重ねたりしながら、調べる力や考える力、問題を解決する力が付き、卒業研究へのいい準備になりました。

【応用化学実験V】

青柳 成輝さん Shigeki Aoyanagi
応用化学科 4年次(2015年度当時) 北海道・旭川東高校出身

1年次から実験を行い、見たり触ったりしたことで、化学を現実的に捉えることができました。特に高分子合成の実験でつくるポリ酢酸ビニルは、実際に温めると軟らかく、冷やすと固くなるので、これがチューンガムの主成分だったのかと実感しました。また、同じ実験でも人によって考察が違うのも興味深かったです。実験後のレポートは大変ですが、先生方との距離も密接で、よい環境で学べています。

【生命有機化学】

安本 健志さん Takeshi Yasumoto
応用化学科 4年次(2014年度当時) 福岡県・城南高校出身

ある物質が、どのような過程を経て最終生成物に変化していくのか。化学反応における”反応機構”に興味があり、より専門的に学ぶために応用化学科を選びました。3年次の「生命有機化学」では、食品中のタンパク質や脂質が身体の中でどのように変化し、代謝されていくかなど、栄養素という身近な素材から反応機構を学べる話が興味深かったです。現在、「天然物化学研究室」で、生命の維持に関わる分子について研究しています。今後は食品の研究開発につなげて、卒業研究としてまとめたいです。