松瀬 愛理 さん
2021年 工学部 応用化学科 卒業
大阪市教育委員会(中学校教員)入職
学び高め合う仲間と環境に恵まれ、教育者になる夢が実現
誰かのサポートをすることが好きだった私は、いつの頃からか「将来は学校の先生になる」と決めていました。教科では理科が好きで、なかでも化学の面白さに気づいたのは高校生のとき。高校の進路相談では「化学を専門的に学ぶことができる」ことと「環境の良さ」を理由に本学を勧められて、進学を決意しました。 入学時よりすでに将来の希望進路が決まっていたこともあり、在学中の行動はすべて夢に紐づいていたと言って過言ではありません。例えば、研究室選びもそうです。研究テーマの「化学発光」は、ルミノール反応や光ファイバー通信など、私たちの日常生活で活用されているもの。こうした知見を生かして将来、学校の先生になったとき、子どもたちに「理科の魅力は身近に感じられること」だと教え、「理科が好き」な子どもを増やしたいと考えました。 卒業単位に含まれる専門科目や一般教養の科目などに加えて、教員免許を取得するために必須の教職課程も履修するため、授業数が増えて、時間に追われた4年間でした。特に定期試験前などは大変でしたが、それでも頑張れたのは、夢があったことと、切磋琢磨し合う仲間の存在のおかげです。母校と支援学校で取り組んだ教育実習では、思いやりに溢れた教室運営に心を打たれました。私も、生徒の心に寄り添うことのできる情熱溢れる先生を目指していきます。