グローバル教育・交流
現代社会では、企業の生産拠点の海外移転、市場のボーダーレス化などはもとより、あらゆる活動に「グローバル化」が浸透してきています。本学における人材育成においても「グローバル化」への対応を最重要課題ととらえています。
グローバル展開の基本方針
理系を中心とする本学として、次の3点を「グローバル人材育成」のゴールとしています。
- 異なる文化背景を有する人々とのコミュニケーションに積極的な態度をもつこと
- ツールとしての英語を習得しており、日常会話はもとより専門用語にも精通していること
- 「専門職業人」として最前線で活躍するために,世界を相手にした情報収集や情報発信の技能を持つこと
上記の目標を達成するために、さまざまな海外派遣プログラムを提供しています。
2022年1月に実施した「さくらサイエンスプログラム」の様子はこちら
語学研修・文化体験プログラム
国際交流センターでは、夏期や春期の休暇期間中の2~3週間、海外協定校などの協力を得て、英語圏での語学研修プログラムをはじめ、タイ、韓国、台湾などの国・地域で文化体験プログラムを実施しています。
① 語学研修:語学を学ぶことに重点を置いたプログラム
本学では英語能力の向上を意図した研修派遣に力を入れています。英語能力を高めたい人に向いています。2015年度から、多くの選択肢の中から研修先を選べるようになりました。
② 文化体験:その国の文化を体験することに重点を置いたプログラム
グローバル化への第一歩として、現地での学生交流などを通じて、外国の文化を体験することを目的としています。
国際PBLプログラム
International PBL program (Hands-on Engineering Program)(派遣・受入)
学部2~3年生を主な対象として、海外の大学を活動の拠点にPBL(Project-Based Learning)を実施するプログラムです。使用言語は英語。現地学生と混成チームを作り、それぞれの学生の専門性を発揮して、1週間程度、共通の課題に取り組むことで、学生の多様な能力を引き上げます。
国際PBLを行う意義
日本人とは異なる価値観を持った人たちと協働で作業に取り組むことで、予想外の多岐にわたるアイデアが生まれます。PBLのプロセスはイノベーションそのものなのです。本学では今後さらにグローバル化が進展する将来を想定して、異なる価値観を持つ海外学生とのPBLが有効と判断し、2013年度から本プログラムを開始しました。
2014年度にはプログラムが大幅に拡充され、2015年度からは、本学が国際PBLプログラムのホスト校となり、海外の協定校から参加する学生を受け入れるプログラムも実施しています。
最近の実施例
- 2022年10月4日(火)~10月21日(金)
「バングラデシュ繊維大学とのオンライン国際PBL」 - 2022年1月20日(木), 25日(火), 26日(水)
「ウィドヤ・マンダラ・カトリック大学とのオンライン交流」 - 2021年9月30日(火)~10月9日(土)
「バングラデシュ繊維大学とのオンライン国際PBL」 - 2020年8月19日(水)~9月12日(土)
「5大学合同のオンライン国際PBL」 - 2017年11月26日(日)~12月5日(火)
「日中台共同研究による太陽光で稼働するエネルギー変換材料の創出」 - 2017年8月20日(日)~8月26日(土)
「省エネルギーを指向したエポキシ樹脂硬化材料の合成に関するPBL型研修プログラム」 - 2017年2月7日(火)~2月15日(水)
「化学系学生 3 か国国際PBL」
国際インターンシップ・研究留学
海外研究支援プログラム Overseas Research Experience Program(派遣)
本学大学院に内部進学が決定している4年生(知的財産学部は早期進学の3年生を含む)と大学院生を対象とし、海外の大学や研究機関等で1カ月以上の研究や実務の体験を行う場合、必要経費の一定範囲を大学が支援する制度を2013年度後期から開始しました。 学生の派遣先の選定は指導教員が行い、各研究室の海外研究機関等とのネットワーク構築を大学が後押しします。 派遣先での活動は、卒業研究・修士論文研究との接続などの観点から評価され、大学での教育内容との連続性が重視されています。
2017年度派遣生(第5期生)は29名の申請が採択されました.