国立台湾科技大学化学工学科学部生15名が来学!〜国際PBLプログラムを実施しました
まだまだ残暑が厳しかった8 月21 日~27 日の間、大阪工業大学と連携協定を結んでいる台湾科技大学(TAIWAN TECH)化学工学科の学部生15 名(引率教員1 名)が来阪し、本学・応用化学科の学部生15 名と合同で「再生可能エネルギーの創出を指向したPBL(Project Based Learning)型研修プログラム」に取組みました。今回の国際交流事業は、JST※「さくらサイエンスプラン」の支援を受けることができました。
今回のプロジェクトは、太陽光エネルギー変換材料として注目されている 銅-インジウム-イオウ(CuInS2)系複合硫化物太陽電池をソフトプロセス法により作製することが課題でした。学生総勢30 名が混合10 チームに分かれてその特性を競い合い、最後に英語で研究成果を発表しました。また、合同でエネルギーや環境問題について議論する時間を設けました。両国のエネルギー事情について、それぞれの学生代表から説明があり、その内容をもとに省エネ技術や近未来エネルギーについて意見を述べ合いました。英語でのやり取りだったので、双方の学生にはハードルが高かったかも知れませんが、何事も経験!
課題に取組んでいるばかりでは疲れます。4 日目には、関西電力・堺港発電所と堺太陽光発電所を訪問し、全員で最新鋭の天然ガス火力発電システムと薄膜シリコン型太陽電池技術を見学しました。その足で、本学学生がTAIWAN TECH 学生を東大寺と奈良公園に案内し、さらに親睦を深めました。異文化交流は学生には刺激的だったようです。大宮キャンパス高層棟6 号館15F ルラーシュで催した本学学生企画ウェルカム・パーティでは「ゆかた&お茶会体験」もあり、TAIWAN TECH 学生は大喜びでした。最終日は応用化学科学科長から学生全員に修了証が授与され、「手巻き寿司」パーティと洒落込んで、遅くまで交流を深めていました。双方の学生にとって、実りのあるプログラムであったことは疑う余地はありません。
この貴重な経験をしたことで、これからの学生生活がさらに充実したものになることでしょう!
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