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生体内の物質から工業製品まで、多くの材料は単一素材ではなく複合化されているものであり、複合系であれば界面が存在し、接着が関与しており、これが性能に大きく影響している。たとえば最先端の電子材料の超LSIの封止樹脂は、エポキシ樹脂、シリカ等の無機粒子、エラストマー、シランカップリング剤等の複合材料であり、その分散構造(モルフォロジー)や界面が特性を決定するといって過言ではないが、これらと物性との基礎的な解明は十分ではない。

当研究室では、「複合系の高性能化のためにはいかにモルフォロジーや界面を設計すればよいか?」を目的とし、粒子充てん系高分子複合材料、粘着剤、接着剤について

  • 1) モデル的な界面やモルフォロジーをつくる。
  • 2) 界面やモルフォロジーを知る(測る)。
  • 3) 界面やモルフォロジーと複合材料の物性との関連を知る。

の基礎的な研究を行っている。