下村修准教授,熱に応答するリン酸ジルコニウム硬化剤を開発:低温で硬化する新しい接着剤
応用化学科の有機高分子研究室では、高分子合成をベースにさまざまな合成反応に取り組んでいます。今回、紹介する層状のリン酸ジルコニウムを用いたエポキシ樹脂硬化触媒は、室温(~40℃)程度の温度環境下での反応進行を抑制し、扱いやすい温度(~100℃)で反応活性を示すものです。同研究室では、リン酸ジルコニウムをはじめ種々の層状化合物の検討、汎用性のある潜在性硬化触媒の開発を行っています。
有機高分子研究室
応用化学科 下村 修 准教授