村田理尚 准教授、上田和樹 博士課程学生らの研究成果が日刊工業新聞に掲載されました。
大阪工業大学(学長:益山新樹)応用化学科の村田理尚 准教授と上田和樹 博士課程学生、大阪産業技術研究所森之宮センターの川野真太郎 主任研究員らのグループは、未利用の排熱から発電する熱電発電技術に関して、大気安定な塗布膜としてはこれまでで最も高い性能をもつ有機系 n 型熱電フィルムの開発に成功しました。n 型半導体の材料の水分散液にエチレングリコールを添加剤として加える独自の環境調和型の手法を開発しました。多様な形状に貼り付けて利用する柔らかい熱電変換素子としてIoT社会への貢献が期待されます。
詳しくは、大阪工業大学のニュースリリースをご覧ください。
本研究は、JSTさきがけ事業にて推進され、研究論文が英国王立化学会の学術誌「Journal of Materials Chemistry A」のオンライン版に掲載されました。(DOI : 10.1039/d0ta04524a)