研究室・教員

無機電気化学的物質変換研究室 (無機材料化学領域)

教員

福嶋 貴 特任講師 (FUKUSHIMA Takashi, Lecturer)

研究室ホームページ:
準備中です。
E-mail: takashi.fukushima@oit.ac.jp(@を半角に書き直して下さい)
場所: 10号館10F南

わたしの研究内容

  • 無尽蔵な原料を電気エネルギーで有用な化合物に変換する方法の開発
  • 電気化学反応で化合物を効率的に酸化・還元するための触媒の開発

医薬品やプラスチックス原料など、私たちの身の回りの有用な化学物質の合成には、酸化還元反応が多用されています。しかし、酸化還元反応には、大量のエネルギーを投じて(CO2を排出して)生産された酸化還元剤が使い捨てで用いられています。これに対して電気化学反応では、太陽光発電や風力発電で得られた電気エネルギーを用いて酸化還元反応を行うことが可能になります。私たちは、バイオマスなどの持続的に得ることのできる原料を、電気化学的な酸化還元反応により、有用な化学物質に変換するための触媒を開発することで、“持続可能なものづくり”を目指しています。

わたしが今の研究分野に進んだきっかけ・目標

化学を通じて地球温暖化や資源枯渇問題の解決に貢献する

私は、子供の頃に学習雑誌を通じて地球温暖化問題や、石油などの化石燃料の枯渇問題を知り、以来これらの問題に関心を持ってきました。そして、修士2年の時に偶然訪れた分子科学研究所(総合研究大学院大)のオープンキャンパスで、電気化学や光化学はこれらの問題の解決に貢献できることを知り、博士課程以降は、様々な分野を経験しつつも、一貫して温暖化や資源枯渇問題の解決に貢献することを目指して研究を行っています。

教育への抱負

講義では、学生の理解度に応じたわかりやすい講義を目指します。

研究では、基礎的な知識・技術を大切にしながらも、学生が主体的に研究を進められるような指導を目指します。

学歴・職歴

1980年生まれ  
1999年3月 神奈川大学附属高等学校 卒業
2003年3月 学習院大学理学部化学科 卒業
2005年3月 学習院大学大学院 自然科学研究科 化学専攻 修士課程 修了
2008年3月 総合研究大学院大学 物理科学研究科 構造分子科学専攻 博士課程 終了 博士(理学)
2008年5月 分子化学研究所 生命・錯体分子科学研究領域 錯体物性研究部門 研究員
2010年2月 名古屋大学 物質科学国際研究センター 生命物質研究領域 助教
2012年10月 京都大学 物質−細胞統合システム拠点 特定研究員
2017年4月 九州大学 カーボンニュートラルエネルギー国際研究所 触媒的物質変換研究部門 学術研究員
2020年4月 九州大学 カーボンニュートラルエネルギー国際研究所 物質変換科学ユニット 特任助教
2022年4月 大阪工業大学 工学部 応用化学科 特任講師

所属学会

日本化学会、触媒学会、ナノ学会

担当授業科目 

  • 国際研究セミナー(4年生)
  • 化学安全衛生管理(4年生)
  • 電気化学(3年生)
  • 応用化学実験D(3年生)
  • 応用化学演習a(2年生)
  • 基礎化学演習b(1年生)
  • サイエンス探究演習(1年生)
  • 化学(1年生(D, E科))

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